阿蘇に最高の雲海を見に行く話

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2017年8月27日。日曜日。

いつもより早く朝4時過ぎに目が覚めたので、数日前に阿蘇で綺麗な雲海が見れた事をネットニュースで見ていた僕は、シャワーを浴びて歯を磨いて車に乗り込んだ。寒い時のためにパーカーも持った。久々のパーカーの感触になぜか期待が膨らむ。

雲海が出る条件

8月の終わりといっても昼間はまだ暑さがものすごい熊本。当然夏の日の出は早いから5時前でも明るいだろうと思っていたが、実際にはまだ暗いし、道路には車はほとんどいない。

多くの人が動き始める前のこの時間帯が昔から僕は大好きだけど、最近は早起きをすることが無かったので、久しぶりに懐かしい感覚に浸りながら暗い道を進んでいく。

雲海が出る条件というのは、

  • 前日と明け方の寒暖差
  • 前日の雨で湿度が高い
  • 季節的なもの

等がある。

前日は午前中までだけど雨が降っていたし、気温だって明け方車に乗り込む時はTシャツ一枚だと少しの寒さを感じた。季節的にも秋は雲海がでるベストシーズン。8月末は昔だったらとっくに秋なはずだ。

朝起きて一瞬の間に自分の中でこれらの条件がそろったことから、急きょ阿蘇に雲海を見に行くことを決めた。

80パーセントを超える確信を持ちながら、次第に明るくなりはじめた阿蘇への道を走っていく。

熊本地震が阿蘇に残した爪痕は未だに残る

阿蘇の道を走っていると、熊本市内ではほぼ感じることが無くなった熊本地震の事を思い起こさせる。

インスタで話題になり、テレビでも取り上げられるようになり始めていた通称ラピュタの道

一本の道が天空に浮かんでいる様に見える場所で、僕も地震前に数回足を運んだ。駐車場すらなかったその場所にはいつも多くの人がいて、路肩に多くの車が止まっていた。今では完全に封鎖されていて中を覗き見ることも出来ない。

小さいころから阿蘇に行く度に休憩所として利用していたかぶと岩展望所も同じく封鎖されていた。

熊本地震はとても大きなことだった。

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僕の目に飛び込んできたもの

目的地について車から出ると、強めの風と寒さを感じた。車の気温計を見ると20度。この季節、エアコンをガンガン聞かせた部屋でもなかなか20度まで下がることは無い。持ってきたグレーのパーカーが役に立った。

その時僕の目に飛び込んできた景色。

思った通りにはいかない

結果、目的としていた最高の雲海は見ることが出来なかった。それは来る途中の景色で、結構早い段階で分かっていた。

代わりに、今日ここに来なかったら気がつけなかった事に気が付くことが出来た。野生に生息しているヒゴタイを見たのも今日が初めてだ。

朝家を出る時には予想もしていなかった多くの事に触れて、多くの感情を思い出して、素晴らしい景色を見ることが出来た。何事も思った通りに進まないことはもう知っている。振り返るとそれくらいの人生を歩んできた。そっちのほうが面白いという事も知っている。

今日来ないと見ることが出来なかった景色に見とれながら、阿蘇をあとにした日曜日の朝。

でも今秋最高の雲海を見る事は絶対に諦めない。

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